ゴルフ人口の減少に伴いゴルフ場の廃業が進んでいます。そしてその再利用方法の多くがメガソーラー事業。あれだけ緑豊かな景観が活かされないというのは少し残念な気がします。
そこで一つ提案。決してメガソーラー事業を否定しようというわけではないのですが、時には庭園化も検討されてみては如何でしょうか。
ゴルフ場は上記の写真からも分かるように、コース毎に木立に囲まれています。だとしたらコース毎にテーマやデザイナーを変えて趣の異なる庭園造りができると思うのです。元々カートが通れるようになっているゴルフ場ですから車椅子に乗った人でも散策ができます。緩やかな起伏もあり、池もある。庭園としては最高のロケーションではないですか。
土地が広いから、駐車場スペースも結構とれるでしょう。色んなお庭が楽しめて、すべてのコースを廻るといい運動にもなります。なかにはカブトムシの森を作ったっていいし、要所に風景に溶け込むようなカフェを構えるのもありでしょう。
現在住民の憩う公園の少ない街であれば、行政が音頭をとって取り組んでいただけたらと思います。予算が足りないのであれば、住民グループや造園業者で庭造りのコンペをそこで開催するなどして庭園造りに参画してもらうという手もあります。あとは入園収入で賄ないつつ、徐々に整備してゆけばいいのです。
もしも、わが町や郷里に何か残したいという資産家の方がおられたら、そのような庭園を造っていただくというのも価値ある投資ですね。
余裕のない時代であればこそ、このような遊休地の活用は次の時代の余裕を生んでくれるのかも知れません。
写真はgoogleマップの航空写真から切り出しました。