上のお写真、日本ならどこにでもありそうな街角のゴミ集積所です。普通に整備されている方だと思います。しかし、皆さん、ここでちょっと考えてみて下さい。ゴミ集積所ってこれでいいのでしょうか。もしもここが観光地だったとしたら・・・ あるいは、新築したばかりのマイホームのすぐそばにこれがあったとしたら・・・ きっと、感じることは皆さん同じようなことだと思います。
一つは、ペットボトルやブロックの重石をもっと体裁よくできないのか。あと一つはなんでネットの色がどこもかしこも、こんな派手な青色をしているのか。ホームセンターに青しか売っていないのは分かるけど、せめて景観を損ないにくいアースカラーのネットがあればいいのに。そんなところでしょうか。
自治体の方で一人でもそのようなことに気が回れば、自治体でメーカーに折衝してアースカラーのネットをまとめ生産してもらい、自治会等に頒布するということもできるでしょう。メーカーの人もまた然りです。
この集積所はカラスによる正面突破は難しそうですね。重石の代わりに物干し竿をネットのへりに結束バンドで取り付けた例です。ブロック等の囲いがある集積所ではこの方法が使えそうです。結束バンドは必ず耐候性の高いものを使いましょう。ちなみに黄色のネットでもカラスは中のゴミがよく見えてしまうそうです。
たまに見掛けるチェーン付きネット。これなら投網のようにゴミ全体を覆えますので、コの字型の囲いがない場所に向いています。カラスに軽すぎず、人には重すぎない太さのチェーンを試してみて下さい。
こちらはしっかりした造りの集積所です。既製品のゴミ集積ボックスよりもたくさん置けそうで、デザイン的にもいいと思います。
とりあえず今できることから街を美しくしていく。住む人が愛着を感じられる街にしていくには、このような小さな取り組みの積み重ねが大事ではないでしょうか。
