今日は地場住宅産業を応援するアイデアを一つ提供したいと思います。
冬、浴室から扉を開けてバスタオルを取ろうとしたときに入ってくる冷気、いやですよね。特にお年寄りの場合、入浴後のヒートショック対策は重要です。ただ脱衣場に暖房設備を設置しても、僅かな時間のために暖房しておくのを勿体なく感じて使用されなければ意味がありません。また、脱衣場を暖房していたとしてもシャワーで温まった浴室との温度差はかなりのものです。
上の壁掛け式タオルケースですが、脱衣場の壁に取り付けられていて、その奥に浴室のシャワーが見えます。このケースの裏側には防湿パッキンの付いた小窓があって浴室内からもタオルが取り出せるようになっているのです。これなら浴室の扉を開けることなくバスタオルを取れるので、冷気の流入を防ぐことができます。何なら下着やパジャマまで入れておけば完璧です。
おーい、石鹸取ってーと頼んだときも浴室の扉を開けずに済みますし、お銚子だってこの小窓から受け取れますね。
こういった些細なアイデアは意思決定の速い地場住宅産業ならでは採用しやすいものです。気の利いた設備に惚れ込んで住宅メーカーや工務店を選ぶお客さんも結構おられることでしょう。大した費用も掛かりませんし、まずはモデルハウスで試してお客さんの反応をみられては如何でしょうか。
写真は生活雑貨マーケット マストの楽天市場店に掲載されているタオルストッカーとナカ工業株式会社のシャワーヘッドを合成させていただきました。