地域振興の道しるべ

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立ち寄りたくなる道の駅とは

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 道の駅、結構増えましたね。地域の特産品などがリーズナブルに買えたりして、立ち寄りを楽しみにされている方も多いのではないでしょうか。しかし、そんな人気の道の駅ですが、全国的に見れば赤字のお店も少なくないそうです。

 もちろん道の駅に限らず、どんなお店もその品揃えの良さや取扱商品の一工夫、サービスの良さなどが重要になってくることは言うまでもありませんが、ここではちょっと違った観点から書いてみたいと思います。

 いくら道の駅が人気とは言え、それを旅行の最終目的地にしている人は少ないでしょう。

多くの人は通りがかりに、あ、こんな店あったと思って、咄嗟に方向指示器を出して入りろうとします。あるいは、近くまで来て、確かこの辺にあったよなぁ、と思いつつ建物を見つけてはハンドルを切ります。

 写真の道の駅は「紀伊長島マンボウ」ですが、ピラミッドのようなとても目立つ建物です。ただ目立つだけではなく、周囲の環境にもよくマッチしていてかっこいい建物と言えるでしょう。この地域のモニュメントにもなっています。

 車を走らせていて、そんなお店を見掛けたら、つい立ち寄ってみたくはなりませんか。そう、まずはそのお店を初めて見る人でも何か面白そうだからちょっとトイレ休憩兼ねて寄ってみるかと思わせることが大切なんです。だから、建物のデザインコストが少々上がっても、人の心をキャッチできるデザインは心掛けて欲しいと思います。

 

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 そして立ち寄りやすいようにするためにもう一つ配慮した方がいいことがあります。それは車で走っていてかなり手前からお店を発見できるということです。一つの例としては、ゆるやかなカーブに面した場所であればカーブの外側よりも内側に立地していることが望ましいでしょう。

 運転中のドライバーが入るか入らないかを考えているうちに駐車場の入口を通り過ぎてしまうようでは、折角のお客さんを逃してしまいます。かなり手前からお店が発見できるというのは、その点大きなメリットがあるんです。

 紀伊長島マンボウの写真を見ていただくと、上記の条件をすべて満たしていることがおわかりいただけるでしょう。

 写真はGoogleマップストリートビューから切り取りました。