漁港の街、なぜか食べなきゃいけない感漂う海鮮丼のお店が軒を連ねています。見た目も美味しそうだし、インスタ映えもします。しかし・・・ どうして海の近くって海鮮丼ばかりで、どこもかしこも似たりよったりなんでしょう。
各店の売りは、おさかなの鮮度、綺麗な盛りつけ、あとはあって秘伝の専用ダレくらいでしょうか。これだと、どこで食べようかと迷ってしまいますね。挙げ句の果てにはスマホを取り出して口コミ検索。そうなってしまっては面白くありません。
ここは海鮮丼を提供するお店にもひと頑張りして欲しいところです。例えば、日本にはネギ、大葉、生姜、みょうが、わさび、山椒、ごま、すだち、ゆず、唐辛子など様々な薬味があります。これらを活かさない手はないでしょう。おさかなの種類ごとに適した薬味を合わせてみるということがあってもいいと思います。案外海外のハーブのなかに面白いものが見つかるかも知れません。
次に家族連れのお客さんを想定してみましょう。お父さん、お母さんは海鮮丼で良しとして、小さなお子さんには何を食べてもらいますか。ミニ海鮮丼? 私が店長だったら選べる手巻き寿司の2本セットとか3本セットもメニューに加えておくと思います。それもネギトロのようにおさかなごとによく合う薬味をセットにしたりして。これなら、大人でも少食な人や中途半端な時間に入店した人にも新鮮な魚介を楽しんでもらうことができそうです。
日本人には人気の海鮮丼ですが、外国人にはあまり人気がないといいます。何か得体のしれない食材が沢山のっているので抵抗感があるそうです。だったら、サンドイッチのSUBWAYのように素材を自分で選べる手巻き寿司店があれば外国人にはウケるかも知れませんね。
海鮮メニューも地域によって、お店によって、もっともっと独自のカラーを出してもらえた方が旅する人は楽しめることでしょう。
写真出典:WikiPedia