地域振興の道しるべ

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時短営業は感染抑止策になりうるのか?

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 新型コロナウイルス第3波感染拡大中!ところが、出てくる策はどこの知事からも飲食業等の時短営業要請ばかりです。毎回こんなことの繰り返しで飲食店はいつまで身がもつのでしょうか。

 GO TOイートキャンペーンが俄に飲食店の混雑を招き、それが感染拡大に拍車を掛けた可能性は否めません。だとしても、そのためのブレーキがどこもかしこも時短営業ばかりと言うのは如何なものかと思います。感染拡大に対して他にどんな対策が考えられるのか、時短営業がどれだけ有効なのか、真剣に検討された結果なのでしょうか。

 政府は感染対策と経済を両立すると言い、地方自治体は夜10時以降が繁華街の一番の書き入れ時であると分かっていながら営業自粛を要請するだけ。

 GO TOイートによる店内の混雑が感染拡大を招いたと仮定するならば、何も一番の書き入れ時の営業を完全に止めるまでもなく、席数制限という手段もあると思うのです。例えば、席数を減らした割合に応じて、実施期間の売上金比例で補助金を出すという手も考えられるでしょう。

 もしもいま、感染爆発の冷やし玉が必須と言うまでの危機感があるのなら、飲食業だけに夜間営業の協力を要請するのではなく、欧州のように短期間のロックダウンをすべきと考えます。政府や地方自治体は第4波以降に備えて今後の諸対策をその発動・停止の条件とともにいまから設定しておく必要があります。各政党もメディアも事が起きてから騒ぐのではなく、事前に可能な限りの想定をして提案を行い、方針や対策を事前に決めておくべきです。もはや新型コロナは完全に未知の存在ではないのですから。

画像出典:ニッポンドットコム