地域振興の道しるべ

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オオセンナリの新冷製スイーツ!

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 「折角四川に来たんだから、四川名物の冷製スイーツでも食べて行かれたら?」ガイドさんに勧められて初めて口にした冰粉(ビンフェン)ですが、日本ではまだ殆ど知られていません。冰粉は読んでその字の如く氷のように見えるふるふる感のあるゼリーが売りでして、それに黒蜜などのシロップを掛けて米麹、グリーンレーズン、ナッツ、白玉、フルーツなどをトッピングした夏向きのスイーツです。その食感は動物性のゼラチンとも海藻系のアガーとも違っていて、本物は細かな気泡が含まれた氷のようで涼し気な印象を与えます。最初は量が多いかなと思ったのですが、丼一杯ペロッといただいてしまいました。

 ここで本物と申しましたのは、ガイドさん曰く、近年本来の原料であるオオセンナリの種子を使わない偽物の冰粉を提供するお店が増えているからです。私がいただいた上記のお店はまだオオセンナリの種子の煮汁から作った本物を提供しておりました。

 オオセンナリは日本では園芸品種のクロホウズキとして知られています。見た目はほどんど同じで、薄紫色の花が咲いたあと、ホウズキのような形をした実がなります。たまたま四川の旅行中それとは知らずに撮影していたオオセンナリを下記に掲載しておきます。

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 日本でもこれを栽培して、スイーツとしての提供まで行えば、中国の消えゆく本物の食文化を日本で継承したということでも話題性はありそうですし、美味しさも相俟ってちょっとした名物になるかも知れません。四川省内の都市と姉妹都市契約をしている市町村におかれましては如何でしょうか。

 なお、オオセンナリの種子には毒があるとのことなので、それが加熱によって消えるものなのかどうか、試される前にはよく確かめてから行ってください。南米原産ですが、四川では野生化しているほど簡単に育つ植物なので、農地に余裕のある農家さんでは試してみられると面白いかと思います。また、近年は海藻の収穫量が減少傾向にありますので、アガーのメーカーでは、陸アガーとしての評価・研究を行っておかれるといいでしょう。

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 こうして見ると日本の葛切りに似た食文化ですね。日本人の美的感覚でアレンジしてみると日本でも定着できるかも知れません。

GIF動画出典:搜狐